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2026年6月29日

お知らせ

役員就任のご挨拶

謹啓 平素は格別のご高配を賜り心より感謝申し上げます。

 

さて、6月29日開催の弊社定時株主総会ならびに取締役会において、下記の通り役員が選任され、それぞれ就任致しましたのでお知らせ申し上げます。

つきましては新役員並びに社員一同皆様のご要望に添うよう邁進致す所存でございます。

何とぞ倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

まずは略儀ながらコーポレートサイトでの公開をもちましてご挨拶申し上げます。

謹白

    2026年6月吉日

 

                                         東日印刷株式会社

代表取締役社長 西川光昭

                

代表取締役社長   西 川 光 昭(再任)

常務取締役     鈴 木 健 史(再任)

常務取締役     亀 山 浩 和(再任)

常務取締役     潟 永 秀一郎(昇任)

取締役       保土田 敏 之(再任)

取締役       末 次 省 三(再任)

取締役       平 地   修(新任)

取締役       鯨 岡 秀 紀(再任)

取締役       島 田   智(再任)

監査役       大 石 雅 康(再任)

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相談役       武 田 芳 明    

 

代表取締役会長武田芳明は定時株主総会をもちまして退任し、相談役に就任いたしました。

取締役小菅洋一、斉藤信宏は退任いたしました。

在任中に賜りましたご厚情に対し厚く御礼申し上げます。



社長あいさつ

西川光昭 代表取締役社長

「組織文化」生かし 大きな実りを目指す

 昨年度(第75期)は、本業で増収増益の黒字を確保することが出来ました。新聞売上は主要日刊紙の大幅な売り上げ減を選挙公報や自治体広報紙でカバーしました。編集制作ではTONICHI Media Gateプロジェクトが進み、地方紙の制作やWeb制作を受注しました。デジタルでは、ネクスタ・メイシが契約1000社に近づきました。ロケは7年連続増収でした。新聞部数減の逆風の中、東日はまさに社員力で前進を続けています。

 ところで、今回はちょっといつもと違うお話をしたいと思います。このたび中央大学大学院戦略経営研究科の社会人向けビジネススクールの露木恵美子先生のゼミが、当社を研究対象に取り上げてくださいました。先日その研究結果を報告いただきました。

 このゼミは、銀行幹部やプロの広報マンなど優秀な人材が参加しており、研究目的は「変化の激しい環境の中で継続的に新たな価値を生み出していく企業には、どのような組織の在り方や意思決定の特徴があるのかを明らかにすること」だそうです。別の表現ですと、企業の取り組みがどのような「場」の中で生まれているかに着目しているそうです。当社を対象とした研究テーマは「印刷業における多角化戦略の事例研究」でした。

 長期にわたり、社史社報などの資料を読み解き、会長、社長から首都圏のキクラゲ発案者まで様々な役員、社員をヒアリングして、当社グループでなぜ次々と新規事業が生まれ、育っているかを探っていただいたということです。

 非常に光栄なことですが、多角化はまだ道半ばで、恐縮しながら研究結果を伺いました。

 露木ゼミの方々が導きだした結論=多角化の要因は「やっぱり、組織文化だった」ということでした。ものづくりに対する実直さ、家庭的で本音が言える土壌、人材のやる気と才能の芽を伸ばす育成力、縦横斜めに広がる強い仲間意識。その東日らしさ(組織文化)が会社の「根っこ」に存在している。その強い根が印刷業という太い幹を育み、蓄えられたエネルギー(ヒト・モノ・カネ・チエ)が新規事業という枝葉、果実を創出している――というものでした。本当にそこまでできているかと考えると、気恥ずかしいところもありますが、嬉しい言葉が並んでいました。

 短期決戦のベンチャーや社員軽視のリストラがもてはやされる風潮の中、地道な取り組みが評価されることは少し意外でしたが、露木先生は「地に足がついていない事業は失敗する」ともおっしゃっていました。

 個人的には、ある程度予想していた分析もありました。露木ゼミの皆さんがおっしゃっている「場」というものは、私たちが常々表現している「社風」とか「社員力」というものにあたると感じました。しかし一方で、「職人気質と(新規事業を生み出すような)異色人材の共存が組織の幅を広げている」とか、「ともに飯を食い、風呂に入り、ともに寝る勤務体系が、家族的文化や帰属意識といった強い絆を形成している」とか、指摘されて、改めて納得する気づきもありました。大変鋭い研究で、身に余る評価ですが、大いに励みになりました。

 私は毎日新聞社から出向して14年間この会社に身を置くものとして一つ感じることがありました。その持っていた「場」の力が、本格的に発揮出来るようになったのは9年前の2017年、武田前会長が社長に就任した時であったように思いました。「暗いところには人も虫も寄ってこない」と、節電のために消していた廊下の電気をつけて職場を明るくし、人の出入りが増えました。「金は出さないが口は出す」という冗談で、皆で一緒に新しいことをやる雰囲気が作られました。たしかに東日に先人たちが築いてくれたモノつくりの精神や、先輩経営者の方々の採用・研修施策による優秀な人材の確保で、既に「場」が出来上がり、この会社がポテンシャルを持っているのは感じていましたが、その力を発揮できる、発揮しようという「空気」が一気に出来上がったのはそのころだったと思います。この空気は一般的には「雰囲気」とか「士気」とか呼ばれるものだと思います。

 今期はいってみればその「シン東日」がスタートした節目から9年が経過し、10年目です。次々生まれた新規事業について、「次世代事業」と位置づけ、次のステップに踏み出す時期に来ています。祖業の新聞事業も、そのあり方を変えて継続していかなければなりません。

 露木ゼミの皆さんの表現を借りると強い根、太い幹のうえに育った果実、その果実を大きく実りのあるものにしなければならない時期がやってきました。

武田前会長は相談役に転じますが、これからは私を含め、役員社員の全員で前進を続けなければなりません。「場」の土壌を傷めないように育て、「空気」が同調圧力にならないよう注意しながら守っていけば、必ず大きな収穫があると確信しています。大きな実りを目指して、今期も共に前に進んでいきましょう。これをもって私の社長3期目のあいさつとします。


会長退任あいさつ

武田芳明 相談役

挑戦と喜びの9年「社員力」を実感!

 私は、本日の株主総会で退任し、相談役に就任しました。

 「真面目に仕事をし、技術の進歩に努力し、誠心誠意お客様の要望に従う、というのが東日精神だと、社史を読ませてもらって知りました。この東日魂、私も自分の中に育んでいきます。私の社長としての最大の目標は、社員の皆さんが職場環境の面でも待遇の面でも、東日で働いてよかったと心底から、感じられる会社にすることです。持てる力の限りを発揮する決意ですので、皆さん、ともに明日のさらなる繁栄を目指して頑張りましょう」

 9年前の社長就任時、私はこのように皆さんの前で話しました。それがどの程度実現できたか、評価は皆さんに任せます。振り返って言えるのは、皆さんと働いた年月は、挑戦と喜びが多かったということです。こうして皆さんと会うと、私は元気になると、いつも挨拶で言っていますが、本心です。私が元気になり、喜べるのは、皆さんが日々、仕事に真剣に向き合い、結果を出し、当社を成長させてくれているからです。幸せな時間は早く経ち、不幸な時は長く感じる、と言いますが、社長として7年、会長として2年の、この9年間はまさに飛ぶように過ぎ去った気がしています。この場で、改めて皆さんに心底からお礼を言います。ありがとう!

 就任時、「新聞協会の調査では、2016年10月の一般紙にスポーツ紙を含めた日刊紙の発行部数は、4327万部。10年前に比べると900万部以上、減少している。そうした状況の中で、当社は将来を見据えて挑戦を続けなくてはならない」とも言いました。

 私の社長就任半年後の、17年10月の日刊紙の発行部数は、4212万部。前年から115万部減少し、部数低下が大きな話題となりました。昨年10月の部数は、2486万部。17年と比べると、59%、16年とでは57・4%しかない。さらにコロナ禍もあって、どの新聞印刷会社も、かってない逆風下にあります。

 その中で、東日印刷は黒字を確保し続けています。本業の印刷が今春、新たな日刊紙を受託するなど頑張る一方、新規事業の発展も目覚ましい。ロケ地提供事業のTロケは2018年からですが、7年連続で増収増益を記録、世界有数の理系大学であるインド工科大卒エンジニアが開発したネクスタ・メイシはコスパが良く使いやすいと好評で、採用企業が1000社に近づいています。ネット通販事業のT―BOXはコロナ禍の中でクールコアマスクが大ヒット、家電、防災用品など取扱商品は増え続けています。3年前から本格化させた不動産ビジネスは好調で、収益を支えています。さらに、販路が拡大中の布製電照看板LUFAS、活字の新聞文化を護るという当社の理念を体現したT―proやTONICHI Media Gate、また、新聞用紙の新たな活用を追求するつつむ事業も社員の発案で、成長しつつあります。東日本体だけでなく、グループ会社、毎日新聞首都圏センターの工場を利用したキクラゲ栽培、メダカ養殖も大きな話題となり、売り上げも増えつつある。これは、すべて社員の皆さんの力、当社の最大の資産である「社員力」が成し遂げた成果です。

 この間、インド人エンジニア達が次々に入社、現在5人が在籍し、秋にはさらに3人が加わります。また、モスクワ大卒などのロシア人デザイナー2人も、デジタルやつつむ事業で活躍してくれています。バングラデシュ籍、米国籍の社員も元気に働いています。

 プロモーション本部の尽力で、東日印刷がテレビ、SNSなどメディアに取り上げられる回数も、かつては考えられないほどで、新聞の業界紙も連続して、新規事業などの記事を掲載してくれ、当社の認知度の向上を実感しています。

 中央大学大学院ビジネススクールの露木ゼミの皆さんが今年、当社を共同研究の対象にし、新規事業の発展について、「変化の激しい環境の中で継続的に新たな価値を生み出していく企業には、どのような組織のあり方や意思決定の特徴があるのかを明らかにする」という視点で、役員や社員にインタビューし、考察をまとめられました。その結論は、モノ作りに対する実直さなど組織文化が原動力だったということでした。

 これは、まさに、74年前、社員38人、中古の輪転機1台でスタートした、当社の先輩社員の皆さんが会社を護るという必死の思いで育み、現役の皆さんがしっかりと受け継いだ東日精神のことだと、私は大いに納得しました。

 西川社長、鈴木常務、亀山常務、本日昇格した潟永新常務、保土田取締役という強力な役員陣に加え、局長ら幹部も実績があり、優秀です。

 新聞界の状況は厳しいが、東日グループは、「顧客に信頼される会社でありたい」「社員の誇りとなる会社でありたい」「地域で親しまれる会社でありたい」という経営理念を実現する努力を怠らなければ、未来は明るい、東日印刷創業100年に向けて逞しく前進していける。そう確信しています。

 相談役として、私も社に貢献できるよう懸命に努力しますので、共に頑張りましょう。

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