社長あいさつ

新聞印刷を担う自負 東日印刷株式会社代表取締役社長 取違孝昭

 東日印刷の創業は1952(昭和27)年5月ですから、今年で58年を迎えました。港区の芝金杉の地に産声をあげた時、工場は輪転機1台、従業員38人の小さな工場でした。その後、多くのお客様のご愛顧をいただき、1988(昭和63)年7月には江東区越中島に新社屋を建設、移転しました。また、2007(平成19)年10月には川崎工場も竣工し、稼働しました。現在、従業員約430人、1日に300万部を超す新聞を印刷し、日本で最も大きな新聞印刷専門会社にまで発展してきました。

 この間、新聞業界も大きな変貌を遂げてきましたが、中でも、製作と印刷の分野はコンピューターの導入などにより技術革新が進みました。ホット(鉛版)からコールド(電子組版)、凸版輪転機からオフセット輪転機への移行などが、その象徴です。変化や進化に対応し、さらにその波を先取りしながら、クオリティーのより高い、よりスピーディーな紙面づくりに全力をあげてきました。

 現在、情報産業、そしてメディアの世界は多様な変革の時代を迎えています。新聞やラジオ、テレビなどの既存メディアに対し、ネット社会の波が押し寄せています。「新聞はネットにのみ込まれる」という言説すらあります。しかし、そのようなことはありません。新聞の持つ公器性、そして長い歴史の中で培ってきた信頼感は、そう簡単に崩れるものではありません。記録性や一覧性、そして世界の一日の出来事を格付けして限られた「器」に盛り込むという特性は、他のメディアでは追随できません。活字文化、そして新聞ジャーナリズムを支える東日印刷の使命は、ますます大きくなっているといってもいいでしょう。

 東日印刷は2003(平成15)年にISO14001の認証を取得、「地球にやさしい企業」「地域社会との共生」を掲げ、全社をあげて環境保全の取り組みに挑戦しています。さらに、創業以来の基本姿勢である「誠実な仕事にこそ顧客の信頼」を忘れることなく、お客さま第一に徹しながら、全社員及び家族の幸せ向上を願って前進を続けてまいりたいと考えています。

2010(平成22)年4月1日